乱視レンズ
- 乱視レンズは、乱視の補正のために用いられるもので、円柱レンズが使われます。円柱レンズとは、円柱を縦方向に垂直に切り取った形状のレンズです。遠乱視の場合は凸円柱レンズを、近乱視の場合は凹円柱レンズを使います。
- 乱視用レンズの大きな特徴は、2つの焦点を持っていることです。乱視レンズは光が入ってくる方向によって、屈折させる力が異なってしまうために、別々の焦点を結びます。
- 右の図は、光が入ってくる方向と、屈折の強弱を表しています。乱視レンズでは、このように、弱い力の方向と強い力の方向に分かれて、それぞれ別々の焦点を作ります。